「低体温は病気になる」こんな言葉を聞いた事ありませんか?
体温が下がると、身体の様々な機能が低下してしまう可能性があります。
今回は体温が低いことが様々な症状につながる原因と対策まで考えてみましょう!
そもそも低体温とは?
実は”低体温”に明確な定義はありません。(ここでいう低体温は低体温”症”とは異なります。)
※低体温症
→雪山や極度の体重(筋肉)減少、ホルモン異常などによる深部体温が35度を下回った状態。
一般的に言われる低体温は定義はありませんが、平熱が36度以下は体温低いじゃない?というようなイメージかと思います。
そもそも体温というのはなんなのか。考えた事はありますか?
一言に体温とっても「皮膚温」と「深部体温」があります。
言葉の通りですが、皮膚の温度と身体の深部の温度です。
この3年間建物に入るときに測っていた多くはサーマルカメラによる”皮膚温”です。(全てではないみたいです)
身に覚えがあるかもしれませんが、夏になると皮膚温は比較的高く表示されやすのは外気などにも影響されやすいためです!
各体温と内臓の関係
深部体温とは体の内部の温度であり言い換えてみれば内臓の温度とも言えます。
諸説ありますが内臓が働きやすい温度(酵素などの働きも考えると)は37〜38度くらいと言われています。
人間の体温は皮膚温と深部体温で0,5〜2度ほど異なります。(皮膚温<深部体温)
つまり表面温度が36度を下回っている場合には内臓が働きやすい十分な温度に到達していない可能性が考えられます。
そういう意味ではやはり36度以上の体温が一つの目安ともいえます!
一般的な体温計では脇の下で測る事が多いと思いますが、測り方や、測る環境なども含めると、厳密に言えば純粋な皮膚温とも違うし、正確な深部体温でもありません。
体温計は深部体温が反映されやすい部位として脇、耳、舌があり、それらを利用して計測しています。
故に「予測式」「実測式」などの記載があると思いますが測り方の違いです。
詳しくは調べてみたり説明書をお読みください。
とにかく!皮膚表面、末梢の温度よりも深部体温は0,5〜2度ほど高いことが基本ですが、一般的に測られる体温が低い場合にはもしかすると体の内部(内臓の温度)も冷えてしまってるかもしれないということです。
低体温が及ぼす体への影響
・免疫力の低下
・代謝の低下
・内臓の機能の低下
・自律神経への影響
などが考えられます。
内臓が働きにくい環境になれば当然このような可能性が考えられます。
内臓は多くが自律神経に支配されており、腸内環境との関わりもこれまでのブログで紹介してきました。
『内臓を冷やさないように』とおばあちゃんによく言われていたのを思い出します(笑)
「内臓がちょうど良く働いてくれるために体温を維持する」←これは身体の機能の後押しです。
反対にいえば多くの場合元々は自分で体温を維持する働きも持っているので、もし体温が下がっている場合には何かしらのサインなのでしょう。(もちろん個人差はあるとは思います。)
内臓がしっかり働く環境→免疫、代謝、内臓機能が働く→『深部体温の維持つながる』
そんなイメージを持ってみましょう。
体温を高くするために大切なこと
深部体温を維持するために大切な事を考えてみましょう!
エネルギーを生み出せる身体へ!
筋肉は熱を産む大切な部位です!
年齢を重ねると体温が下がるというイメージがあると思いますが、これには筋肉量、基礎代謝も関係しています。
筋肉量の低下はこんなところにも関係してきます。
自分の身体状態に合わせて筋肉を強化していく事を忘れずに行いましょう。
エネルギーの不足に気をつける
ここでいうのは食習慣です。
現代の食習慣ではそもそものエネルギー不足が起きている可能性があります。
食事は”しっかり”摂れているでしょうか?
口うるさいようですが”ただ満腹になるのではなく”バランス良く”摂れることが重要です!
タンパク質に脂質、糖質、水分、ミネラル、ビタミンなどバランス良くとりましょう!
(→栄養に関するブログ)
内臓を労る生活習慣
基本的な習慣が内臓の疲れさせているかもしれません。
内臓にしっかり血液が循環するようにリラックスする時間を作りましょう!
・お風呂に浸かる
・睡眠時間を確保する
・休む時間を作る
などを時間を作ってやってみましょう!
忙しい日々だからこそ時間を作ってやってみるのも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
低体温は体に良くないと言いますが、詳しく考えた事はありましたか?
日頃の習慣がとても重要になってきます。
身体のエネルギーとの関係から「疲れやすさ」や「だるさ」などにも関係してきます。
ご自身の生活習慣と合わせて参考にしてみてください!
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