皆さんこんにちは!鍼灸師オサダです!
それにしても暑いですよね‥。
気温の測定ってどうやって測定しているか?って考えた事ありますか?
気象庁のHPに記載がありますが、
『風通しが良く、温度計には直接日光が当たらない場所で、芝生の上1,5m』で計測しているらしいです。
直接日が当たり、コンクリートの多い都内、さらに1,5mに満たない子供達の体感温度をを考えたら恐ろしいですよね。くれぐれも熱中症にはお気をつけください🙇♂️
というわけで今回は「夏の暑さと自律神経の不調」について考えていきましょう。
季節の変わり目だけじゃない!暑さと自律神経!
自律神経の乱れやすい季節として、季節の変わり目、梅雨の時期などはよく言われますが、最近では新規の方のお悩みやご相談いただく内容が、夏の暑さによる自律神経の乱れも目立つようになった気がします。
夏の暑さが及ぼす影響として大きく分けて2つの原因が考えられます!
・暑さ
・光
の関係です!
もう少し細かく言えば、暑さによって「体温調節」「冷房との温度差」「活動量」などが自律神経を乱す原因となり、光によって「目への刺激」「日照時間の変化」などが影響すると考えられます。
それに加えて気圧の変動や湿度も関係しています。
またお悩みに多いのは
「頭痛」「めまい」「やる気がでない」「疲労感」など
全てを自律神経にまとめる気はありませんが、少なからず自律神経が関与していることは理解できるかと思います。
体温調節と自律神経
元々体温調節のメインは”自律神経”の役割で、末梢の血管を拡張させる、もしくは汗によって熱を逃しています。
(血管平滑筋は交感神経による支配を受けています!)
しかしどうでしょうか?
今年の夏は『体温よりも外気の方が高い』という状態になってしまっています。
また日本は湿度が高く、身体にこもった熱をうまく逃しにくい環境と言えます。
(熱中症にも関係します)
ちなみ汗による放熱は、気温が30℃を超えると活動が活発になります。35℃を超えると放熱するシステムがほぼほぼ発汗のみなり体温の上昇を防いでいます。
通常の交感神経は血管を収縮させて全身に血液を送るのに対して、発汗は通常とは異なる神経伝達物質の作用によって起きる事がわかっています。
30℃を超える外気温では心拍数の上昇や、内臓を活性化させる副交感神経の働きを低下させる事が考えられます。
これは全皮膚血管にも血液を送るための働きの一種であるとともに、内臓の活動による熱の産生を防ぐための反応です。
自律神経は身体にとって最適をもたらしてくれるため、交感神経、副交感神経のバランスが重要です。
このような環境的な要因も自律神経を乱す一つの原因と考えられます。
冷房との関係はいうまでもありませんが、外気と差が5℃以上になると身体に対する負荷が大きくなるみたいです。
光と自律神経
目と自律神経は非常に関係の深い働きを持っています。
目に入る光の調節も自律神経が行なっています。
交感神経は瞳孔を開き、目に入る光の量を増やし、副交感神経は瞳孔を縮小させ目に入る光の量を減らします。
これは当然自分の意識とは関係のないレベルで行われますが、寝不足の時に外出すると光が余計に眩しく感じた事ありませんか?
この場合自律神経の乱れ(交感神経の過剰な働きor副交感神経の働きの低下)から光の調節が上手くいっていない可能性も考えられます。
日差しの強く日照時間が長い夏では、自律神経のバランスを乱す事が考えられます。
また日照時間との関係から活動時間に偏りがでる事も考えられます。
睡眠時間が短くなったり、イベントが続く事による全身(内臓を含む)の疲れなど。
サングラスなども上手に活用して上手く付き合いたいですね!
夏の自律神経不調との付き合い方
生活習慣を見直す
まずはこれに限ります。
暑さの対策として、水分補給や体を冷ます事などをいくら意識しても、睡眠時間が短い、食習慣が乱れているなどがある場合には身体の機能が低下している可能性があります。
不調がある場合には、生活習慣を見直す。
イベントなどが続いた場合にはリカバリー(休息や身体を労る)の時間を作るようにしましょう!
消化と自律神経の関係はこちらも参考にしてください!(僕のYouTubeです)
睡眠習慣を見直す
これだけの暑さが続くと冷房をつけたまま寝る人が多いとは思います。
・自分の体には冷房を直接当てない
・部屋の温度は快適な温度に保ちつつ掛け布団をかける
・お風呂に入る時間を寝る90分前には済ませる(スムーズな入眠のために)
・夕飯の後にアイスを食べない
・お風呂に短い時間でも良いので浸かる
など睡眠中だけでなく睡眠の前の習慣にも注意をはらって良い睡眠を取るようにしてください!
呼吸を意識する
わんちゃん🐶はどのようにして体温を逃すかはご存知ですか?
犬には汗腺が肉球にしかなく舌を出して「ハァハァ」と息を短く早くする事で身体の熱を冷まします。
人間は汗、皮膚血管、尿から熱を逃しますが、吐く息によっても熱を逃す機能があります。
この時鼻呼吸と口呼吸では少しメカニズムが異なるので体温を逃すという意味では口から息を吐く事で体温を逃す事に適しています。
交感神経の興奮は、呼吸数を上昇させますがどちらかと言えば息を吸う事が優位になりやすいです。
しっかりと息を吐き切って鼻から吸う事を意識をしてみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
暑さと自律神経の関係をお話ししました。
夏は活動量に変化が出やすい時期です。
(イベントは多かったりしますが、暑さから部屋にこもったり‥)
夏の過ごし方が秋に変わっていく時の体調にも関わります!
ミネラルもしっかり補給しつつこのような事も意識しましょう!
8月ももう少しで半ばになりますが、まだまだ暑さは続くようです。
しっかりと対策をして元気に夏を乗り越えましょう!
自律神経について興味のある方はこのブログも参考にしてください!
コメント