疲れやすさを歳のせいにしていませんか?〜疲労が溜まりにくい身体の使い方〜

体の仕組み

こんにちは!鍼灸師オサダです。
今回は‥

こんなお悩みを抱える方々へ向けてブログを書いていこうと思います。
なぜこのブログを書こうと思ったのか!
「電車に乗る人の顔があまりにも疲れてる‥」そう感じたからです。

疲労といっても様々な視点から捉える事ができるので今回は「脳の誤作動が疲労を生む」というお話をしたいと思います。

気をつけたい!脳の誤作動!

おいおいオサダ。何を言い出したんだ。と思ったそこのあなた!
これは嘘でも冗談でもなく真面目なお話です。

脳の誤作動は何か?と言いますと、”体のコントロールがうまくいっていない”と言う事です。

例えば子供の運動教室や小学生の体育の際に指導者や先生に『体(肩)の力を抜いて!』と言われた経験はないでしょうか?
これは本来使わなくて良いはずの筋肉を緊張させて動作を完成させている一例です。

アスリートの写真

イチロー選手が過去に大きな怪我をせずにいれた理由の一つに「自分の体のバランスを元にセンサーを働かせる事」と言う風に語っていました。

メジャーリーグという自分よりもはるかに大きく筋肉もモリモリの選手の中であれだけ活躍できたのは体のコントロールがうまく筋量ではなく運動機能でカバーしていたように思います。
故に大きな怪我でチームを長期離脱する事なくあれだけの成績を残しました。

これはトップアスリートに限った話ではなく、日常の生活に置いても同じです。
例えば”歩く”と言う動作一つとっても無駄なエネルギーを使わずにスムーズに歩ける人、歩く度に肩に力が入ったり、体が左右に大きく揺れる人を比べればどちらが疲れやすいかは想像がつくと思います。

身体のセンサーを程よく働かせる

この身体のセンサーは非常に重要な役割を持っています。
身体の代表的なセンサーは「目・鼻・口・耳・皮膚」などはわかりやすいと思います!
他には「筋肉、靭帯」などにもセンサーは存在しています。

自律神経も例外ではありません。
自律神経も実は求心性の働きが約8割を占めると言われています。
求心性というのは各情報を脳に伝えるためのインプットの経路です。

人間は身体の至るところにセンサー(受容器)があり、その情報を元に身体が無意識のレベルで反応しています。

疲労を溜めない身体を作るためには
『センサーから受けとった情報(インプット)に対して、身体が適切に反応(アウトプット)する事』が大切です!

気圧の変化、季節の変わり目に体調を崩す理由でもお話しましたがこのセンサーが過敏になりすぎると身体の至る機能を使って代償するために疲れやすくなったり、身体を緊張させたりといった反応が起きてしまいます。

セルフチェック

自分の体から受け取る情報とそれに対する反応が上手くいっているかを確認してみましょう!
方法は簡単です。
①足を前後に開き、つま先と踵をつける
②目を瞑って両手を広げて20秒キープ

撮影時の僕も怪しいですね笑

この時に
・過度に揺れてしまう
・立っていられない

などがある場合には日頃、目からの情報に頼り過ぎていたり過度に筋肉を使ってバランスを保っていたりする可能性があります。

昔と比べると片足立ちなどのバランス感覚と呼ばれるような動きがすごく苦手に感じる事ありませんか?
もちろん筋肉が上手く使えていない、筋力の低下なども考えなくてはいけませんが今回紹介しているように”身体の機能が低下”していてうまくその動作が行えないという可能性もあるわけです。

食べなきゃエネルギーが作れないのはもちろんですが、いくらエネルギーを作り出しても消費するエネルギーが大きすぎても疲労につながります。

ですのでなるべく”必要のないエネルギー”は使わないようにする!”といのうは疲労を溜めない上で欠かせません。

疲労を溜めない身体作り

ここでは疲労を溜めないための身体作りとして今日から実践できるいくつかの方法を紹介していきます!

体幹を安定させる呼吸法

体幹の安定は身体にとって欠かせない大事な要素です。
体幹トレーニングとして沢山の方法がありますが、疲労が溜まっている時になかなか難しかったりそれこそうまく刺激が入らないケースは多々あります。
まずは寝たままできる『呼吸法』で体幹の安定を獲得しましょう!

方法
①仰向けに寝る
②肩・首に力が入らないようにゆっくり鼻から息を吸う(5秒かけて吸う)
③3秒息を止める
④口から息を吐く(7秒かけて息を吐き切る)
⑤④で余裕がある場合には”お腹を膨らせたまま”息を吐く(腹圧の維持)

呼吸する女性

身体を動かす習慣を身につける

”動かない”というのは脳に対するインプットの情報が少ない状態です。
デスクワーク、毎日決まった動きが多い場合、脳からの指令も一定になってしまいます。
様々な刺激を入れる事でそれらに対する反応が取れるようになります。

方法
①膝を抱えて丸まる
②前後左右に揺れる
※体調が悪くなる場合は気をつけてください

セルフケア(前庭への刺激)

緊張した筋肉のストレッチ

これらの代償として反応しやすい筋肉はある程度見当が付きます。
うまくバランスが取れている時というのは”インナーマッスル”が正しく働いています。
反対にインナーマッスルが働かないとなると過度に緊張するのはアウターマッスルと呼ばれる筋肉達です。
背中の大きな筋肉、首の筋肉、太ももの筋肉などのストレッチを行い身体の緊張度を下げてあげる事も大切です。

ストレッチ

顔周りのセンサーの緊張をほぐす

顔にはセンサーが多いということをお話しましたが、現代では非常に顔のセンサーの過重労働が起きているようにも感じます。
スマホ、PC、イヤホン、夜でも明るい光などなど

使う事が悪い事ではありませんが、その働きが偏ったり、使い続けたりが続く事で情報の統合がうまくいかない可能性があります。
顔のセンサーをしっかり使えるようにケアしましょう!
目のケアの一例
耳のケアの一例

また現代では”咀嚼”という動作をあまり行わずに食べれるものもたくさん増えていますが、食事には多くの脳神経の働きが関係しているので、食事を楽しむ(咀嚼も含めて)事も大切なポイントです。

背骨に動きをつける

背骨は身体を支える軸ですが、背骨が正しく動くことも重要です!
安定と可動の両方が重要なのも特徴で、臨機応変な動きが求められます。

それらを筋肉で固めてしまうことは身体のコントロールがうまくいきません。
関節の動きともにそれを邪魔する緊張を緩める事も忘れずに行いましょう!

背骨エクササイズ

まとめ

いかがでしたでしょうか?
簡単にまとめると『エネルギーを作る事も大切だけど、過度にエネルギーを消費する事を抑える』ということになります。

身体は本当に良くできていますから人間が本来持っている機能を発揮できるようにしていけると良いと思います。

もちろん疲労を考えると「睡眠・食事・ストレス・生活環境」など複雑に絡み合っていますが今回のブログも参考に日々に取り入れてみてくださいね!

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