肩こりと自律神経の関係!

体の仕組み

皆さんこんにちは!
鍼灸師オサダです😄

今回は肩こりと自律神経についてお話していきたいと思います!

働き世代の人たちへの健康調査で毎回「肩こり」は必ずと言っていいほど上位にランクインしています。

体のケアをするお店は昔に比べて増えているのに、変わらないランキング。
もしかすると肩こりの際に肩だけの筋肉に刺激を入れるだけでは解決にはなっていないかも‥?

という事で自律神経の観点と合わせて肩こりについてお話ししていきたいと思います。

肩こりとは?

首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります(参照:日本整形外科学会「肩こり」)

と記載がありました。

僕も専門学校時代に習った肩こりは自覚症状(=自分の感覚)なので、硬いからダメ。柔らかいから良い。というわけではないと習った記憶があります。

実際の現場でも触った感触では硬い、柔らかいはありますが実際にそれが自覚症状と一致するかといえばそうでもありません

肩こりの対処法

肩こりに対して何かをするといえば筋肉の緊張に伴った血行不良に対する
「血流改善」が1番に思いつくと思います。

・電気治療・ストレッチ・鍼治療・マッサージ など


まぁあとは湿布や塗り薬等も使われる事がありますね!

※鍼灸やあん摩などは元々中医学の考えで行っていたものなので血流改善が目的だけでない事もあります

もちろんこれで楽になった!という経験がある人もたくさんいると思います。

ただ元を辿ると血流が滞ってしまった事に問題があって、コリ感や不快感は結果のように感じます。

だからこそコリ感や不快感のあると事のみではなくてその原因を引き起こしている所にもアプローチをしていかないと長期的な回復はしにくいように感じます。(体の使い方、呼吸の仕方、他の筋肉とのバランスなど)

肩こりと自律神経

自律神経の大まかな働きは「緊張」と「リラックス」の調整です。どちらが大切とかではなくどちらもが大切ですが、多くの場合自律神経のバランスが乱れると体を緊張させる「交感神経」が優位になりやすくなります。

そして肩こり(首こりも含む)の際に緊張しやすい筋肉は特徴があります。
何だと思いますか?

肩こりで緊張しやすい筋肉の特徴

「肩こり」に悩む人のどの筋肉が緊張しやすいかはおおむね特徴があります。
結論から言いますと‥

『呼吸に関係する筋肉』

等が緊張している人が多いです。

それもゆった理とした呼吸ではなく、少し頑張って呼吸をする時に補助的に働く筋肉等の緊張です。
頑張って呼吸をする時には『肩に力が入っているような呼吸』が多くなります。

例えば緊張した場面で「あの人は肩で呼吸している」と言ったりしますよね?

それが日常的に起きている可能性があるという事です。

もっと言い換えれば、『日常的に深い呼吸ができていない』という事です。

そして呼吸を考えると自律神経との関係は切ってもきれない関係になっています。

しかし!それよりもまずは構造的な『筋肉のバランス』や『正しい体の使い方』そして『横隔膜を使った正しい呼吸』を獲得するという事は不調を抱えている方には欠かせないことかと思います。

筋肉の緊張を取りつつ
横隔膜の呼吸の練習している風景です。

まとめ


ここまでお話ししてきましたが、局所に対する(=コリ感や不快感のある場所)に対しての処置が必要ないわけではありません。

筋肉を緩めるって事も大切なんですが、それを作ってる原因を考える事も忘れないように!って話です😌

ちなみに!肩の筋肉の緊張をする時は、胸周りの筋肉、背中周りの筋肉、体幹の筋肉とは結構関係がありますよ!
問題になるのは筋肉の緊張だけではありません。正しく使えないという事もコリ感や不快感を生む可能性がありますので、お忘れずに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました