皆さんこんにちは!鍼灸師オサダです。
今回は肩こりと鍼治療についてお話ししてきたいと思います。
慢性的な肩こりに悩む方はたくさんいらっしゃいますし、デスクワークが増えた言えまでは現代病と呼ばれる程になってしまいました。
肩こりに悩む人にとってこのブログが何か少しでもお役に立てれば幸いです。
肩こりとは?
肩こりって日常的に使う言葉となりましたが、以前イギリス人の友人に
『肩コリッテナンデスカ?』
と聞かれたことを覚えています。
日本整形外科学会は
「首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。」
と定義しています。
僕も学生時代、専門学校の先生が肩こりは硬い、柔らかいが問題ではなく、本人の自覚症状があるかないかと言っていたことを覚えています。
この整形外科学会も定義しているように、本人の感覚に着目されているのがわかると思います。
肩こりはなぜ起きる?
ではその本人の感覚、つまり不快感や張っている感覚、痛みなどはなぜ起きるのでしょうか?
その原因の一つとして考えられるのは血行不良です。
血行不良は例えば長時間の同姿勢でおきます。筋肉にはポンプ作用という働きがありまして、ポンプという文字のままですが、筋肉が動く事によって血流を促進させる働きがあります。
長時間の同姿勢では筋肉が縮こまったまま、もしくは伸ばされたままで、筋肉は常に緊張状態。
このときに血流が滞るということは、老廃物や代謝産物も蓄積されていき痛みや違和感、不快感を生んでしまいます。
なのでお風呂に入ると楽!動いていると楽!と言った様な事が起きます。
他にも考えられますが今回は血行不良について書いていきます。
鍼治療で何ができる?
鍼治療はその血行不良が起きている筋肉に直接鍼を刺し血流促進を促します。
このとき低周波の通電を行う事がありますがそれもその効果をより高めるため!
そして筋肉にはそれを包む筋膜というものが存在しますが、ここにも受容器(感覚など)が多く存在しています。
ここでの滑走不全なども痛みや不快感につながりますが、鍼治療ではその筋膜部位にもアプローチができます。(筋膜部での刺激は鍼特有の響感を生みやすい)
また鍼治療で注目されるのは自律神経への効果。
鍼治療は元々ツボを使った治療ですが、そのツボは頭の先から、首、体幹部、手、足と存在しています。
例えば有名な「足三里」という足にあるツボを刺激すると胃腸の働きが亢進したという論文がありますが、これは体制-内臓反射と言って身体への刺激で内臓の反射が起きるという体の反応です。
内臓器というのは自律神経の影響を強く受けていますので、鍼治療が自律神経に影響を与えてくれることがわかります。
つまりコリや不快感と隣り合わせである「緊張」というものにもアプローチができるため非常に効果の高い刺激だと考えています。
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私は現在東京都を中心にフリーランスの鍼灸師として活動しています。
新宿、立川、吉祥寺を中心にご予約制で施術行えます。(希望あればその他でも!)
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