皆さんこんにちは!鍼灸師オサダです。
今回お話しするのは血流の問題によって起きている頭痛、めまい、耳鳴り症状には効果的な考え方になっています。
それでは早速みていきましょう!
頭痛、めまい、耳鳴りの注意点
頭痛、めまい、耳鳴りに関しては重篤な病気が隠れている可能性があります。
今回はその細かいお話しは割愛させていただきますが、
頭痛に関しては、今までに経験したことのない頭痛、睡眠もままならない、発熱(高熱)を伴うなどの異常がある場合。
めまいや耳鳴りに伴い、歩行に異常がある、言葉がうまく発せない、痺れなどがある場合。
↑この様な場合は、頭痛、めまい、耳鳴りに止まらない可能性がありますので速やかに病院での受診をおすすめいたします。
上記の様な症状はなく頭痛やめまいがある場合は今回のブログが役立つかもしれません。
頭痛、めまい、耳鳴りの簡単なメカニズム
頭痛やめまいには様々な要因が関与していますが、その一つとして「血流障害」が原因となって症状を生むとされています。
血流が低下することにより、痛みを産む物質が出るため→頭痛
血流の低下により頭の神経を栄養する事ができなくて→めまい・耳鳴り
と言ったようなメカニズムで症状を発症する事があります。
反対に血流量が増加する事で症状を生むこともありますが、今回は血流低下によって生まれる症状について考えていきましょう!
頭部に行く血管はどこから来るか?
心臓を中心に考えてみましょう!
頭部に行く血管というは心臓に始まり、胸→首→頭という流れで頭への血管が走り、そこに血液流れることで、頭へ血流が確保されています。
つまりその通り道である首の状態が悪ければ、頭にいく血液の量が低下してしまう可能性があります。
頭への血流量の低下は、必要な栄養素(酸素)などが供給されない他、老廃物の蓄積、頭部、頸部の筋肉内の交感神経の興奮などを引き起こし、時に痛み、時にシステムエラーを起こします。
それが頭痛であったり、めまいと言ったような症状を生んでいるということですね。
首の構造について
通常は首は湾曲しています。
背骨のS字湾曲は聞いた事があると思いますが、一般に言う姿勢の悪い状態(猫背、ストレートネック、頭部前方位など)では頭にいく血液を十分に確保できません。
また上記のような姿勢では頭と首の境目にある神経(大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経)を圧迫し、神経内の血流が低下する事で症状を生む可能性が出てきます。
デスクワークや長時間の同じ姿勢で”頭の後ろ”や”耳の後ろ”が痛む場合はこのあたりが疑われます。
首の構造として大事になるのは『正しい位置の安定とその上に成り立つ動き』です。
頸椎は背骨の中では、大きな可動域を持っています。
顔には様々なセンサー(目や耳、鼻などの感覚)があり周囲の状況を把握するために役立ちます。
それを助けるように首がありますが、安定機能が低下してしまうと筋肉の緊張により安定を行うため、本来動きを持つ首の可動域が落ちてしまいます。
詳しくはこちらをご覧ください!(過去の記事)
頭痛、めまい、耳鳴りの対策
今回は血流障害によるこれらの症状についてのお話しです。
すごく簡単に言えば『頭部に行く血液の確保』が行えれば症状の緩和が見込めます。
対策のいくつかをお話ししていきます。
筋肉をほぐしましょう
自分でほぐしたら症状が緩和したという経験がある方も多いと思います。
肩、首、頭の筋肉をほぐしているとそれらの症状が緩和するのはこれまでの説明でなんとなくイメージがつくかと思います。
特に頭の筋肉は優しく行うようにしましょう!
※ズキズキ痛むような場合は悪化する可能性もあるので十分に気をつけて行いましょう
首の筋肉のトレーニングを行いましょう
デスクワークやスマホにより猫背、頭が前に出ているような姿勢が続くと
”首を安定させる筋肉の働きが低下してしまいます”
首を支える筋肉のトレーニングを行いましょう
呼吸を見直す
呼吸は身体にとって欠かせないものですが、気がつくと浅い呼吸になりがち。
口呼吸が続く事で姿勢の悪さを悪化させたり、必要な酸素がしっかりと供給できなかったり、体幹の筋肉の不安定さにつながります。
しっかりと鼻から吸って、横隔膜を動かし、必要な栄養(酸素)を取り込みましょう。
こちらも参考にしてください!(←口呼吸VS鼻呼吸はどっちが健康に良い?)
水分補給をしっかりと行う
構造の話とは少し逸れますが、意外とこれらの症状にお悩みの方々は『水分あんまり摂ってない‥』という方も少なくありません。
しかもミネラルも不足しがち。
しっかりと水分を補給する事はきれいな血液の生成にも役立ち、血流とも関係しています。
体内の水分が1%減るだけで脳の働きも数%低下するとか‥。
こまめに水分(ミネラルを含む)を補給してこれらの症状の緩和に役立てましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初にもお伝えした通り「頭痛・めまい・耳鳴り」には重篤な場合があるためご心配な方は一度医療機関での受診をお勧めいたします。
今回お話ししたように”血流低下”がそれらの症状を生んでいる可能性もあります。
実際に施術を受けてから症状が緩和したり、出にくくなったりという例は多くございます。
頭痛・めまい・耳鳴りでお困りの方のお役に立てていれば幸いです。
参考にしてみてください。
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