皆さんこんにちは!鍼灸師オサダです。
『腸内環境を整えるための基礎知識』と題して腸内細菌についてお話ししていきたいと思います。
腸内環境を考えた時に腸の動き(働き)ももちろん重要ですが、腸内細菌の働きを忘れてはいけません!
今回は腸内細菌についてお話ししていきたいと思います!
大きく分けて3種類の腸内細菌
腸内細菌は大きく分けて3種類に分類する事ができます。
その3種類が
・善玉菌
・悪玉菌
・日和見菌
の3種類です。
この善玉菌・悪玉菌・日和見菌について簡単に説明したいと思います。
善玉菌とは?
善玉菌は腸内細菌の約20%を占める大事な菌たち。
腸の蠕動運動を手助けしたり、腸内環境の整備に役立ったりと腸にとって良い働きをもたらしてくれることから”善玉菌”とまとめられています。
悪玉菌とは?
腸内細菌の約10%を占めると言われる悪玉菌。
これらは働きや役割については一般的には「炎症物質の発生や腸内での腐敗を後押ししたり、有毒物質を発生させるため」悪玉菌という名前がついています。
未だ不明なところもあるとは思いますが、考え方を変えると悪玉菌が増えなくてはいけない理由があるとも考えられます。
というのも『悪玉菌 役割』として検索すると”肉類などのタンパク質を分解して、便として処理排泄するなくてはならないもの”というような表記もあるわけです。
という事は悪玉菌は身体のために頑張って働いてくれた結果、毒性のあるものを発してしまう、炎症を起こす物質を生んでしまう。という事ではないかと考えています。
自らが犠牲になりながら、処理されなかったものたちを悪玉菌が一役買っているそう考えると”悪玉菌”と名がついている事も少し可哀想に思えるオサダです。
話はそれましたが、悪玉菌が増えてしまうと”身体にとって様々な影響を及ぼす”事を覚えておきましょう!
日和見菌とは?
実は腸内細菌のうち1番多くの割合を占める”日和見菌”
画像にもある通り、日和見というのは”有利な方につこうと形態をうかがう事”が名前の由来です。
つまり腸内に存在し、『優勢な方の味方をする腸内細菌』です。
割合から考えても通常の腸であれば日和見菌は善玉菌の見方をします。
しかし腸内細菌の比率や働きが乱れた時(腸内環境があれてしまっているような状態)にはこの日和見菌が悪玉菌に加勢してしまうため腸内環境が乱れてしまいます。(=腸内フローラが崩れるとかって言いますね)
腸内環境を整える上で大切な考え方は腸内細菌を味方につける事を忘れてはいけません。
これをどう解釈するかはすごく重要で、
・善玉菌を育てる(善玉菌がしっかり働く環境に)
・悪玉菌が過剰に働かないようにする
という2点で考えていく事が重要です。
腸内細菌を育てるあれこれ
とここまで説明させていただいた腸内細菌ですが、では腸内細菌のバランスを整えるにはどうしたらいいの?という点をお話ししていきたいと思います。
プロバイオティクスとプレバイオティクスの違い
腸内環境を整えるためにという話になるとおそらくこの辺りの言葉を聞いた事があると思います。
似たような言葉のため混乱しがちですが、今回のブログでは簡単に説明していきます!
→プロバイオティクス
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を直接摂取
生きて腸まで届く〇〇という言葉を聞いた事がありますか?
CMや広告などをはじめとして、”生きて”というところにポイントがあります。
先程の画像の通り、善玉菌の代表例はビフィズス菌や乳酸菌です。
これってなんだか普段摂る食材に含まれていそうなイメージはありませんか?
例えばヨーグルトなどですね!
ここで考えなくてはいけないのは「市場に出回る物たちは安全性などの面から殺菌を行なっている」という事です。
一部の商品や、ごく僅かな量のそれらの菌が糞便から検出される事はあるそうですが、個人的にはその可能性にあまり期待をしていません。
かと言ってそれらに意味がないかといえばそういうわけではありません。
善玉菌は死菌を栄養にしたり、スイッチがはいるとの報告もあるため死菌だから意味がないというわけではなさそうです!
わかりやすくヨーグルトを例に出しましたが、乳酸菌入ってる=身体の良いというわけではなく、当然何から摂るか、食べるものの質などは考慮しましょう!
プロバイオティクス食材として知られる商品の一例
→プレバイオティクス
善玉菌のエサになる食材を摂取する
僕は個人的にはこのプレバイオティクスに重きを置いています。
なぜなら元々持っている身体を応援してあげたいから(笑)
冗談のようですが、直接菌を摂取するよりも元々持っている菌の力が強くなった方が自然な感じがします。
※もちろんプロバイオティクスを否定しているわけではありません。
では具体的にはどんなものがあるでしょうか?
・食物繊維(玉ねぎ、緑の濃い葉野菜、キャベツなど)
・酪酸(グラスフェッドバターなど)
・オレイン酸(非必須栄養素だが生成量はわずかなので生のオリーブオイルから)
この3つは比較的取り入れやすく他にもメリットがあるためオススメです。
他にも腸内のためにプラスに働く栄養素はありますので参考までに!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
腸内環境には欠かせない腸内細菌についてお話ししました!
意外にも紹介した食材の中でも食べ方によって、食べるものによって効果が薄れてしまう物もございます。
腸内細菌にご褒美をあげる感覚で、善玉菌には良いエサを!悪玉菌が必要以上に増えないように食事のの取り方に気を付ける!消化吸収がうまくいくサイクルを!など。
日頃のこのような事が良い腸内環境を作る意味でもすごく重要になります。
腸内細菌を味方につけて元気な毎日を送りましょう😌
東京都を中心に活動していますオサダと申します。
5歳から野球を始め昔から身体のケアに興味がありました。
20歳の時にはパニック障害(自律神経神経の疾患)を患い、その経験から鍼灸をはじめとし、姿勢や、運動学のアプローチ、神経を介した内臓へのアプローチ、内臓マニュピレーション、オステオパシーなどを取り入れています。
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