こんにちは!鍼灸師オサダです。
首にも体幹と同じようにインナーマッスルとアウターマッスルが存在しています!
こちらの記事は
・首の痛みに悩んでいる
・猫背をなんとかしたい
・姿勢が悪い(頭が前に出ているような状態)
・慢性的な首のこり(痛み)に悩んでいる
方にもおすすめの記事となっていますのでぜひ参考にしてみてください!
初めにこちらもご覧ください(30秒程度で終わります!)
→首の不安定さと首の症状
首の構造
首の骨(頸椎)は全部で7個↓
この首の骨に筋肉などがついています。
痛み、コリを感じる際には”首が不安定になっている可能性が考えられます。
その他の不調にも共通しますが、二次的に首にかかるストレスが痛みやコリを生んでいる事が多く見受けられます。
首の疾患のあれこれ
首の整形外科的疾患と言えば「頸椎ヘルニア」「頸椎症」と言ったような首そのものに問題があるものから、首の問題にプラスして神経の絞扼(こうやく)や血管の障害なども起きてしまうケースがあります。(胸郭出口症候群)など
また純粋に筋肉の張りから首こり〜肩こり、首の筋肉の緊張から片頭痛など首に関わるお悩みは多岐にわたります。
その場合、実際に首の骨自体の変形や異常をなんとかするというよりも首にかかる負担を減らしていく事が大切と考えています。
実際には整形外科等でも、頸椎の変形がある際に行われる最初の方法は保存療法やビタミン剤による症状の緩和です。
そこで大事になるのが首は何によって支えられているかという事です。
首の安定は”筋肉”が担当している
冒頭にもお話ししたように首は7個の骨によりできています。
頸椎は背骨の中でも”動き”の大きい関節です。
体と頭を繋ぐのは首ですから、首が動く事で幅広い視野を持っています。
だからこそ大事な事は”首の安定があるからこそ動く事ができる”ということ!
関節が正しくはまっていれば、無駄な負荷をかける事なく関節を動かす事ができます。
反対に、首の安定が保てない状態になってしまうと、首に余計なストレスがかかるため正しく動かす事ができません。
冒頭にもお話ししたように首にも「インナーマッスル」「アウターマッスル」が存在します。
インナーの筋肉とアウターの筋肉というと体幹の筋肉を想像する方が多いと思いますが、
首の中でもインナーマッスルの働きは主に『支える』とアウターマッスルの働きは『動き』という特徴を持っています。
つまり首のインナーマッスルの低下は首の支える力が低下し、アウターマッスルを使って首の安定を保とうとしてしまうのです。
首のインナーマッスルとアウターマッスルの話
首のインナーマッスルは椎前筋と呼ばれる↓筋肉達が該当します。
首の安定に大きく関わるのはこの二つの筋肉です。
椎前筋というのは主に椎骨(背骨の一個一個)の前よりも前についている筋肉を指しています。
これらの筋肉は共に同時に働くと首を前に倒すという働きを持っています。
この筋肉達が首を支えるという働きももっているため関節の正しい運動が行えます。
反対にこれらの筋肉の低下は首の不安定につながり首周囲のアウターマッスルである、胸鎖乳突筋や僧帽筋の上部、肩甲挙筋などの比較的と力を持った筋肉たちで安定させようとするために首や肩の筋肉が緊張していきます。(→肩こりや首こりが生まれやすくなる)
首の筋力のバランスが崩れやすい姿勢
現代の生活様式はこれらの筋肉のバランスが非常に崩れやすくなっています。
こちらの画像をご覧ください。
これは上位交差性症候群と言って、チェコのブラディミア・ヤンダ教授によって発表された
頭が前に出たような姿勢における、緊張しやすい筋群と弱化しやすい筋群を明らかにした筋肉のバランスを表したものです。
現代の人が1日の中で多くの時間をどのような姿勢で過ごしているでしょうか?
首を安定させるために大切な事
首を安定させるためには体幹の安定が欠かせません。
簡潔に言えば
『体幹が安定していないと首も安定しない』
という事です。
また体幹の機能の異常は呼吸機能に関係しているため、体の使い方=呼吸機能の異常の異常と考えられます。
ですので僕は首に痛みがある首のこりに悩んでいる場合には、体の機能を含めた呼吸機能の評価を行う事が多いです。
ここでいう呼吸の異常は病的なものではなく、正しい呼吸ができていないことを異常の呼吸としていますが、深く安定した呼吸を行う際には横隔膜の働きが重要になります。
正しい呼吸と言えば‥
日頃より僕のブログを読んで下さって頂いている方はこの画像に見覚えがあると思います。
体感安定筋群の安定が首〜頭の位置を正しくさせ、首にかかる負担が減るという事がイメージできると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お身体を見ている中で意外と多いお悩みは、ほぐしたりストレッチをした後はいいんだけど不調がまたすぐに戻ってしまというお悩みが多いです。
その場合には身体の機能まで考えて施術や指導をすると「気が付いたら不調が出にくくなった」というお声をいただきます。
簡単な呼吸機能を含めた体の検査を動画にしてありますので参考にしてみてください!
ぜひ参考にしてみてください。
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